強すぎるジャスティン・トーマス!今年メジャータイトル獲るのか?!<検証・考察>

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アメリカPGAツアー【2016-17シーズン】
第1戦(10月13-16日)「セーフウェイ・オープン」から始まり、「ソニーオープン・イン・ハワイ」で早くも9戦目終了。そろそろ「今年のメジャーは誰が獲るか?」という話題も上がってきていますね。

2015-16シーズンのこの時期は2015年メジャー2勝、そして年明け「SBSトーナメント・オブ・チャンピオンズ」も優勝し勢いに乗るジョーダン・スピース(Jordan Spieth)が断然の優勝候補No.1でした。
残念ながらJ.スピースはマスターズでまさかの自滅。そこから完全に勢いを失い、結局メジャータイトルを1つも獲ることなく2016年のメジャーは終了してしまいました。

今シーズン少しずつ調子を上げているJ.スピースですが、「冗談じゃないよ!」という勢いでPGAツアー勝ちまくっている男がいますね。そう「ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)」です!

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ジャスティン・トーマスはメジャータイトルを獲るのか?

かつてのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)を彷彿とさせる圧倒的な試合展開はまさに「付け入る隙がない!」状態です。このままメジャーを勝つのか?検証してみたいと思います。
まずは、2016-17シーズンのJ.トーマスの戦績をチェックしてみましょう。

ジャスティン・トーマス


ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)のスイング動画を多数アップ!こちらからチェックできます♪

2016-17シーズン ジャスティン・トーマスの戦績

■第1戦目:セーフウェイ・オープン
会場:シルベラードR&S(Par.72)in カリフォルニア州(アメリカ)
日程:2016年10月13日~16日

[リーダーボード]
優勝:ブレンダン・スティール -18(67・71・67・65)
2位:パットン・キザイア -17(64・71・66・70)
・・・
T8位:ジャスティン・トーマス -14(75・66・66・67)

タイガー・ウッズの復帰戦として話題になった2016-17シーズンの初戦。残念ながらT.ウッズは出場回避。
初日10アンダーで単独首位奪ったスコット・ピアシーは3日目に首位陥落し、2位を維持し続けたパットン・キザイアが15アンダーで単独首位に。1打差の2位タイはS.ピアシーとジョンション・ワグナー。
最終日、ブレンダン・スティールが怒涛の追い上げ。第4ラウンドを7アンダー、通算18アンダーとし逆転優勝。単独2位は初日からずっと調子が安定したP.キザイア。
J.トーマスは初日3オーバーと首位から13打差と大きく出遅れたが、2日目から怒涛の追い上げ。最終的には首位と4打差の8位タイフィニッシュでした。


■第2戦目:CIMBクラシック
会場:TPCクアラルンプール ウエスト(Par.72)in マレーシア
日程:2016年10月20日~23日

[リーダーボード]
≫優勝:ジャスティン・トーマス -23(64・66・71・64)
2位:松山英樹 -20(69・64・69・66)

最終組のJ.トーマスは前の組をラウンドする絶好調の松山英樹を3打差退けての優勝。PGAツアー2勝目で「CIMBクラシック」を連覇。
J.トーマスは「初日:首位タイ」⇒「2日目:単独首位」⇒「3日目:2位タイ(首位から4打差)」からの逆転優勝でした。

TPCクアラルンプール
(出典:https://www.golfdigest.co.jp/)


■第3戦目:WGC HSBCチャンピオンズ
会場:シーシャン・インターナショナルGC(Par.72)in 上海(中国)
日程:2016年10月27日~10月30日

[リーダーボード]
優勝:松山英樹 -23(66・65・68・66)
2位:ヘンリック・ステンソン -16(69・71・67・65)
・・・
T23位:ジャスティン・トーマス -4(71・70・72・71)

絶好調の松山英樹が珍しく初日から調子が良くで3位タイスタート。調子を維持したまま後続に3打差をつけて最終日首位スタート。
最終日、2016年全英オープン覇者でリオ・オリンピック銀メダリストのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson)の必死の追い上げを振り切り、更に差を広げ優勝。
J.トーマスは60台を一度も出せず23位タイ。


■第4戦目:フェニックスカントリークラブ
会場:フェニックスカントリークラブ(Par.71)in 宮崎(日本)
日程:2016年11月17日~20日

[リーダーボード]
優勝:ブルックス・ケプカ -21(65・68・70・65)
2位:池田勇太 -20(68・67・68・61)
・・・
T4位:ジャスティン・トーマス -13(69・68・65・69)

J.トーマスら5名の外国人選手が招待選手として日本ツアー参戦。
3日目首位タイでスタートしたB.ケプカがスコアを伸ばし2位J.トーマスに4打差をつけて単独首位を奪取。最終日、池田が10アンダープレーと猛追するも1打差振り切って優勝。
最終日2位スタートのJ.トーマスはスコアを伸ばせず4位タイで残念ながらフィニッシュでした。

フェニックスカントリークラブ
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■第5戦目:SBS トーナメント・オブ・チャンピオンズ
ゴルフ場:カパルアリゾート(Par.73)in ハワイ州(アメリカ)
日程:2017年1月5日~8日

[リーダーボード]
≫優勝:ジャスティン・トーマス -22(67・67・67・69)
2位:松山英樹 -19(69・68・66・70)

2016年に優勝した選ばれしプレイヤーのみが出場できる年初恒例の大会で、2017年は32人が出場。ロングホールが多く、パーがなんと「73」。
初日8アンダーで首位に立ったのは2016年で初メジャー(全米プロ)を獲得したジミー・ウォーカー。2打差の2位タイグループにJ.トーマス、松山は7位タイで初日を終えます。
2日目でJ.トーマスはスコアを伸ばし1位タイへ浮上、松山も6位タイへ順位を上げて3日目へ。
3日目も上位2名(J.トーマス、松山)がスコアを伸ばす試合展開で、通算18アンダーとなったJ.トーマスが首位、2打差の2位に松山。
最終日はJ.トーマスと松山のマッチプレーのような試合展開。15番ホールでJ.トーマスがダブルボギーを叩き1打差に詰め寄るも、17番パー4でJ.トーマスがバーディを奪い、松山が3パットのボギーで再び3打差に広げ勝負あり。


■第6戦目:ソニーオープン・イン・ハワイ
ゴルフ場:ワイアラエCC(Par.70)in ハワイ州(アメリカ)
日程:2017年1月12日~15日

[リーダーボード]
≫優勝:ジャスティン・トーマス -27(59・64・65・65)
2位:ジャスティン・ローズ -20(66・64・66・64)

マウイ島からオアフ島へ移動し、パー73からパー70へ。
初日からいきなり「59」(11アンダー)をマークし、単独首位発進したジャスティン・トーマス。そのまま後続に影も踏ませぬ逃走劇。3日目を終えて2位に7打差をつける22アンダーをマーク。
最終日、最終組はジャスティン・ローズ、ザック・ジョンソンと2人のメジャーチャンピオンとのラウンド。4番ホールでボギー先行したが、そこから6個のバーディを奪い、結局5アンダー、通算27アンダー、しかもwire-to-wireでの完全優勝を果たしました。ジャスティン・ローズとの「ジャスティン」対決が楽しかったですが、終わってみれば圧勝でしたね^^;
これでJ.トーマスは2週連続優勝、201-17シーズン3勝をマーク。
日本人選手が6人も出場しましたが、予選通過は松山英樹・小平智・谷原秀人の3人。11アンダー10位タイでスタートした谷原はスコアを伸ばせず、松山と同じ11アンダー27位タイでフィニッシュ。

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PGAツアーだけに限ると、FEDEXカップ・プレーオフ戦以降「5戦3勝」。優勝できなかった試合も10位内1回と25位内1回。世界ランクでマイナスにならない25位内をキープしているのは評価できます。
近年、こんなハイペースで3勝したプレーヤーはあのタイガー・ウッズだけしかいません。

そうなると、マスターズまでに優勝回数が3回以上した時のタイガー・ウッズの戦績が気になりますね。
タイガー・ウッズ
(出典:https://www.golfdigest.co.jp/)

マスターズまでに3回以上優勝した年のT.ウッズのメジャー成績

■2013年:
【優勝した大会】
ファーマーズ・インシュランスオープン
WGC キャデラック選手権
アーノルド・パーマーインビテーショナル
(2013年:年間5回優勝/PGA5勝)

【メジャー成績】
マスターズ:4位
全米オープン:32位
全英オープン:6位
全米プロ:40位

■2006年:
【優勝した大会】
ビュイックインビテーショナル
ドバイデザートクラシック
フォード選手権
(2006年:年間9回優勝/PGA8勝)

【メジャー成績】
マスターズ:3位
全米オープン:68位
全英オープン:優勝
全米プロ:優勝

■2001年:
【優勝した大会】
ジョニーウォーカークラシック
ベイヒルインビテーショナル
ザ・プレーヤーズ選手権
(2001年:年間7回優勝/PGA5勝)

【メジャー成績】
マスターズ:優勝
全米オープン:12位
全英オープン:25位
全米プロ:29位

■2000年:
【優勝した大会】
メルセデス選手権
AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ
ベイヒルインビテーショナル
(2000年:年間9回優勝/PGA9勝)

【メジャー成績】
マスターズ:5位
全米オープン:優勝
全英オープン:優勝
全米プロ:優勝

マスターズまでに3勝したのが4回あり、うち3回が何らかのメジャー大会を優勝しています。
年間通して優勝回数が多い年に優勝していますね。
特にメジャー3勝した2000年は圧倒的に強い!11戦9勝、2位1回(優勝はP.ミケルソン)、一番成績の悪かったマスターズでも5位(優勝はV.シン)。
さすがにJ.トーマスにここまでのパフォーマンスは求められませんが、今年度のUSPGAツアーでは年間5勝以上が期待できると思います。

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ダンロップフェニックス出場とメジャー大会

1974年から日本・宮崎で毎年開催されている「ダンロップフェニックス」。海外からの招待選手を交えての大会ということで日本男子プロのツアーの中でも注目度の高い大会です。
かつては超一流選手を招いていたこともあり、大会優勝者の顔ぶれには「タイガー・ウッズ、トム・ワトソン、セベ・バレステロス、アーニー・エルス」などそうそうたるメンバーが並んでいます。
優勝はしていませんが、帝王ジャック・ニクラス、グレグ・ノーマン、ビジェイ・シン、フィル・ミケルソン、レティーフ・グーセン、セルヒオ・ガルシア、など世界のトッププレーヤーが参戦していることでも有名です。

そんな歴史と実績のあるダンロップフェニックスですが、最近はあるジンクスが囁かれています。
それは「ダンロップフェニックスに参加した外国人選手は翌年大活躍する」というもの。


▼2015年の主な外国人招待選手
ジミー・ウォーカー(予選落ち)
●トニー・フィナウ(34位タイ)
●ダニー・リー(9位タイ)

J.ウォーカーは予選落ちしましたが、2015-16シーズンの「全米プロ」で優勝し初メジャータイトルを獲得しました。
T.フィナウもPGAで初優勝(プエルトリコオープン)。
逆に、最上位フィニッシュしたD.リーは翌年特に活躍はなかったです。


▼2014年の主な外国人招待選手
ジョーダン・スピース(3位タイ)
●ウェブ・シンプソン(55位タイ)
●ゴンサロ・フェルナンデスカスターニョ(20位タイ)

ジョーダン・スピース
(宮崎ダンロップフェニックスにて撮影)

ジョーダン・スピース (Jordan Spieth)スイング動画

2014年マスターズで2位に入ったことで注目されていたJ.スピースが前評判通り優勝争いに食い込む戦いを見せてくれました。病気で練習無しでこの結果ですから流石です。
そして2014-15シーズンは「マスターズ」で初メジャー、「全米オープン」でメジャー2勝目を挙げる年間5勝の大活躍を果たしました。
2012年の「全米オープン」覇者W.シンプソンは「ウェルズファーゴ選手権」で2位に入り復活の兆しをみせました。


たった2年ですが、2年連続で2人ものメジャーチャンプを輩出(?)したのは凄い実績です。
そんなジンクスを耳にしたのかしないのか、2016年のダンロップフェニックは将来がかなり有望な選手が5人出場しました。

▼2016年の主な外国人招待選手
●ブルックス・ケプカ(優勝)
●ジャスティン・トーマス(4位タイ)
●ハロルド・バーナーⅢ(11位タイ)
●スマイリー・カウフマン(11位タイ)
●エミリアノ・グリーヨ(16位タイ)

優勝したB.ケプカ、4位のJ.トーマスはすでにPGAツアーでは有名で、日本でも知っている人は多いと思います。
日本ではあまり知られてないかもしれませんが、E.グリーヨは2015-16シーズンの新人王に輝くなどPGAツアーで頭角を現してきつつありますし、S.カウフマンは2015年にPGAの下部ツアーWeb.comツアーで1勝、2016年にはPGAツアーに参戦し2戦目で優勝を上げています。
練習の時から”やる気”を感じさせたB.ケプカとJ.トーマスがきっちり結果を出しました。
他のメンバーにしても予選落ちを一人も出さず、リーダーボードの上位にこれだけ入ったのは例年にはなかったことです。
この結果からみても、今年度は1人だけでなく複数人の活躍が期待できるかもしれませんね!

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メジャーを獲るならどのタイトル?

データからも今年はJ.トーマスやってくれそうですね。
キャリーで300ヤードを軽々越えてくる飛距離を持っており、ショートゲームも上手い、パッティングも悪くない、穴のない万能型の選手です。J.スピースとはジュニア時代からライバルだったのは有名で、むしろジュニアの時はJ.トーマスの方が結果を出していたそうですし、能力は相当高いのは分かっていました。

それでも2016年までは大した結果を出せていなかったのはなぜか?それはやはり「メンタル」の弱さだと考えます。
大きいタイトルを獲るのに絶対欠かせない「メンタル」面の強さがトーマスにはなかったように思います。

一番酷かったのは「WGCデルマッチプレー」。
マッチプレーのこの大会でJ.トーマスはまさかの全敗(3戦3敗)!弱っ!!
松山英樹もマッチプレーが苦手とよく言ってますが、さすがに全敗はしません。(予選落ちはしましたが^^;)
マッチプレーは特にメンタルが勝負を分けるので、マッチプレーの弱さは致命的です。

2016年はマッチプレー以外でもJ.トーマスのメンタルの弱さが目立つ大会が多かったです。
優勝争いしていない時にビッグスコアを出したり、予選や3戦目まで調子良くプレーしてるのに最終日に崩れたり。

能力的にはとっくにメジャータイトルを獲ってもおかしくなかったダスティン・ジョンソンも同じような感じで、なかなかメジャーを獲れませんでしたね。(2016年にやっと全米オープン優勝)

ただ、今年のJ.トーマスはちょっと違います。
まだ最終日に少し崩れたり調子が上がらなかったりするところはありますが、勝負所でしっかり踏ん張るメンタル面の成長が見られます。
体調面の好調っぷりより、このメンタル面の成長が優勝量産に繋がっていると思います。
また優勝を重ねることが更に自信を強めメンタルを強化していってるように感じます。


今のメンタルの強さを持ってすれば、今年のメジャーを勝ち切る確率はかなり高いと思います。
では優勝するなら一体どのメジャータイトルなのか?


まず最初にあるのが4月7日~10日に開催される『マスターズ』。
毎年同じコースで開催されるこの大会、コースとの相性の良し悪しも大事です。
J.トーマスはまだマスターズに1回しか出場していませんが、2016年の成績は次のとおりです。

【2016年マスターズ】76・73・78・71(+10)39位

う~ん、いいところなかったですね。
1戦だけなのでなんとも言えませんが、このままいけば優勝候補の筆頭に挙げられ優勝の期待からプレッシャーも相当掛かると思います。
メンタル面は確かに強化されているように思えますが、去年のJ.スピースの大崩れからも分かるようにプレッシャーに耐えきれないように思えます。
調子は良いかもしれませんが、「初日に出遅れ、最終日に崩れてタイトルを逃す」ような感じになるのではないでしょうか。


次に6月16日~19日に開催される『全米オープン』。
コースは毎年変わりますが、セッティングが厳しく低スコアでの優勝となることが多い大会です。
開催コースは5年前から決められ、全米オープン仕様にコース設定をするそうなので易しいコースになることはないでしょうから、難易度の高いコースでスコアをまとめる選手しか優勝できません。
飛距離も大事ですが、ショートゲームが上手いショットメーカーの方が有利かもしれませんね。

【2016年全米オープン】73・69・73・73(+8)32位

昨年は2日目に60台を出しているように、難コースでもスコアを出すポテンシャルは持っています。
アグレッシブに攻める傾向があるので無茶をし過ぎる懸念はありますが、マスターズ程はプレッシャーも掛からないと思うのでしっかりコースマネジメント出来れば優勝する可能性は高いと思います。
昨年の4大メジャーで自身最上位フィニッシュした大会。
ズバリ、優勝するならここ『全米オープン』でしょう!


全米オープンを優勝するようなことがあれば、『全英オープン』『全米プロ』も優勝する可能性はあると思います。
逆に全米オープンを逃すようなことがあれば、勝ちたい気持ちが空回りになって実力を十分発揮できずに終わってしまうような気がします。

マスターズでプレッシャーを跳ね除けて優勝するようなことがあれば・・・ポスト・タイガーの誕生!かもしれません。
毎年楽しみにしているメジャーですが、今年は今後のゴルフ界を占ううえでも目が離せません!

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